多民族・異文化理解のためのアジア図書館
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アジアを知るための音楽の催しや講演会や語学スクールなどが毎週開かれています。
「海外のアジア」だけでなく、アジアからの留学生や日本に住むアジア人の生活にも関心を寄せ友好・交流・共生の目を育てます。
本を読んで勉強できる図書館+交流の場です。
私たちはこんな施設づくりをめざすことにしました。
90年代と21世紀は、国際化時代の到来といわれますが、決してバラ色ではありません。
アジアと日本の過去の歴史関係を大切にしながら将来に向けて新しい文化創造を進め、平和を永遠に希求していきます。
なんの手がかりもない市民が訪れ、さらに「アジア」を専門的に突っ込んで研究しようとする人にも同時に開かれたものであることを理想としているのです。
アジアにはざっと30億人(1981年現在)の人々が暮らし、世界の縮図ともいえるように民族、宗教、文化などがじつに多彩です。
アジアには、ヨーロッパに負けない豊かな音楽舞踊、映画などが親しまれています。優れた思想、哲学、芸術がたくさん存在するにもかかわらず日本の中では「アジア」とのつきあい、教育、待遇はこれまで長いあいだ不当に狭められてきました。私たち日本人のものの考え方はアジアの鏡に照らせば欧米偏重でいびつな姿です。
これからは、日本人の国際化のためにも街の表通りに「アジア」と出会う「にんげん」の広場をつくって積極的に社会の文化土壌を耕す必要があります。また、この設立運動の大切な動機として、日本の戦後の経済繁栄は何によってもたらされたかも真剣に考えました。明治、大正、昭和の百年史を通してアジアとの関係史を学ぶことが大切です。
日本、日本人は先のアジアとの戦争でアジアの人びとに計り知れない損害を与えてしまいました。戦後を平和裡に生かされた者の人間課題としてアジアの人びととの心の修復は、根本的にはまだなされていないともいえます。
わたしたちはこの心の修復作業をすすめるには、百年はかかるだろうとみています。アジア図書館づくりは次の世代、次の次の世代に継ぐ百年の大仕事です。
時間をかけてじっくりと取り組むことにしました。
図書館づくりは「本」を集めるところから始まります。二番目は趣旨に賛同する「人」の輪を広げることです。アジア図書館づくりのボランティア活動に汗を流す方が少しずつでも増えることを望みます。三番目、図書館建設のためには「資金」が必要です。これにも大きなこころを寄せてくださることを切望いたします。
不要本などお知らせください。引き取ります。
小口、手荷物程度の場合は直接アジア図書館窓口でも受け付けます。遠方の方は宅急便にて送付下さい。
車での引き取りはボランティアの皆さんのご協力で行っています。
文庫本、新書、単行本、雑誌、コミックなどリサイクル可能な本であれば基本的になんでも貰い受けています。(汚れのひどいもの、週刊誌などは除く)
いただいた本は、
1.アジア図書館用蔵書
2.海外アジア諸国の日本語教材用送付
3.古本リサイクル販売用
などに仕分けして活用。詳しくはお問い合わせください。
皆さんから寄せられた品物は、貴重な図書館運営資金となっております。
アジアの民芸品、音楽・語学テープ、地図、CD、ビデオ、ポストカード、DVD、その他バザー用品雑貨品、民芸品などご寄贈ありがとうございました。皆さんから寄せられた品物も、図書館業務用またはリサイクルバザーなどに活用し貴重な図書館運営資金となっております。あなたが不要でも再利用可能な良品であれば、お受けいたします。
汚れたものや傷物は省いてください。新品または中古品詳しくはお問い合わせ下さい。
電話 | 06(6321)1839 |
FAX | 06(6323)1126 |
これまでに中国、韓国、インド、フィリピン、ネパール、インドネシア、タイに日本語の本を送りました。
アジアの国の海外図書館、図書室づくりは現地事情に合わせ進めていくことが大切です。
押し付けでなく、現地のニーズ(要望)に応えながら、本を選んで送っています。
プロジェクトを推進できる人、ボランティアで持続的に現地協力できる人を募集中です。
日本語教育できる人、図書館づくりを指導できる人が条件です。
詳しくは事務局まで問い合わせ下さい。
電話 | 06(6321)1839 |
FAX | 06(6323)1126 |
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